滝沢秀明ジャニーズ事務所副社長(39)が7日、日刊スポーツなどの取材に応じ、ジャニーズJr.に導入した22歳での活動終了制度について説明した。

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ジャニーズJr.に初めて年齢制限が設けられる“22歳定年制”について、滝沢氏は「タレントとちゃんと本気で向き合って、誰からも愛される『本物のアイドル』になってもらう、という意味では、今回の制度はすごく大事だと感じています」と答えた。「タレントが子供で会社が親だとしたら、親の責任でやっぱり子供と厳しく向き合うべきだと思いますし、ある意味、ずっとこの制度がないままというのは無責任に感じてしまう部分もあると思います」と説明した。

ジャニー喜多川前社長(享年87)も生前、しばしば「本物のアイドル」という言葉を口にしていた。滝沢氏は「やっぱり、スターになれるのは本当に一握りですから。運とチャンスと出会い、いろんなものが重ならないと」と力説し、「限られた時間の中で、どれだけ自分の人生と向き合うか。会社として本物のアイドルを作るためにも、ちゃんと気持ちを確認し合う必要がある」と伝えた。

同制度の適用は23年3月31日から。今年1月の導入発表後、滝沢氏はJr.のメンバーから不安や心境を打ち明けられたことはないという。「もちろん不安もあると思うんですけど、多分それぞれスイッチが入ったのか、心の中で自分がどうするべきか真剣に向き合って考えているんだと思います」。既に23年4月以降、23歳を超えているがJr.として活動継続することを事務所と合意しているメンバーもいるという。「この制度を前向きに捉えて、未来のジャニーズとは、というところを作っていければ」と期待を寄せた。