俳優古田新太(55)阿部サダヲ(50)が10日、大阪市内で、劇団☆新感線の舞台「月影花之丞大逆転」(14日~5月10日、大阪・オリックス劇場)の取材会に出席した。

96年と03年に上演した「花の紅天狗」のスピンオフ作品。木野花演じる「月影花之丞」が座長の劇団が舞台となる、笑いあふれるコメディー。

東京公演を終え、14日から大阪公演に臨む。古田は「東京のお客さんはフレッシュな手探りで一生懸命な姿が見られたので、楽しかったと思う。大阪のお客さんはこなれた中堅漫才師を見るような気持ちじゃないかな」と話した。大阪の観客について「ゲラゲラ笑って、つまんなかったって言う人が多い」と笑わせた。

公演に向けて、古田は「マスクの下は『にぃ』(笑って)ってしていると思う。きっと元気になれる作品なので、『にぃ』ってしに来て」と呼びかけた。

阿部は「徐々にペンライトが増えていって、劇場での一体感に感動した。大阪でもああいうシーンが見たい」と意気込んだ。

同作には、浜中文一(33)元乃木坂46の西野七瀬(26)が初参加。阿部は「中には乃木坂(のグッズとして)で買ったペンライトもあったような」と笑顔で振り返った。

阿部は劇団☆新感線には5度目の出演。木野とは初共演で、「毎回違うくて、同じ人かなって思うくらい。何もかも忘れてしまったのかなっていう日があったり。それに古田さんが対応してくれて、見てて楽しい」と語った。