松山英樹(29=LEXUS)の米男子ツアー、マスターズ制覇を実況し、55秒の沈黙が話題となっているTBS小笠原亘アナウンサー(48)が13日、同局系の情報番組「ひるおび!」に出演し、優勝の瞬間を振り返った。

小笠原アナはMCの恵俊彰から「今日が偶然にもレギュラー(出演の日)」と紹介されて登場。これまでも番組収録時に、恵とたびたび松山の試合結果を話題にしてきたことを明かし、「今日、55秒沈黙があったら、段取りを忘れている時です」と笑わせた。

その後、優勝の瞬間のVTRが流れると「いやあ、ちょっとすいません」と、この日も感極まった様子の小笠原アナ。「どんなことをしゃべったか、黙っていた秒数もわからなかったけど、こんなに黙っていたとは」と振り返った。

小笠原アナは同局系のマスターズの生中継で、12日朝の松山優勝の瞬間「松山英樹、マスターズを勝ちました! ついに、日本人がグリーンジャケットに袖を通します。日本人が招待されて85年、ついに、ついに、世界の頂点に松山は立ってくれました!」と伝えた。するとしばらく言葉が出ず、55秒後に「10年の道のりは決して平たんではありませんでした」と涙声に。解説の中嶋常幸、宮里優作らとの「もらい泣き実況」が話題となった。

小笠原アナは10年のアジアアマ選手権で松山と初対面。松山が優勝して、マスターズ切符をつかんだ大会で、ゴルフでは初のメイン実況を務めると、その後も松山の実況に関わってきた。