昨年、結成15周年を迎えた4人組ロックバンド「SUPER BEAVER」の新曲「愛しい人」が、松坂桃李(32)主演のテレビ朝日系ドラマ「あのときキスしておけば」(金曜午後11時15分、30日スタート)の主題歌に決定したことが13日、分かった。同曲の発売も5月19日に決定した。

同バンドのドラマタイアップは、今回で5回目。同局ドラマ主題歌を担当するのは初めてだ。「愛しい人」は「死ぬまで味方でいよう」などの歌詞があり、世代を超えて多くの人の共感を呼ぶラブソングとなっている。

ボーカル渋谷龍太は「ゆがんでいようと真っすぐであろうと、必ず誰の人生にもある、恋と、家族と、愛と。そんなお話と、増えて変わって深まるあなたの大切な気持ちを、我々SUPER BEAVERの音楽がより一層すてきにすることが出来たのなら、音楽家冥利(みょうり)につきます。たずさわれて光栄です」と、コメントしている。

ドラマは松坂の他に、麻生久美子、井浦新などが出演。好きな人の魂がおっさんに乗り移る、異色の“入れ替わり”ラブコメディーとなっている。

同バンドは、2005年に結成し、09年に「深呼吸」で、メジャーデビュー。11年には、インディーズに移り、年間100本以上のライブを開催。20年1月には、代々木第1体育館で単独公演を実施。同2月、メジャー再契約し、第1弾となるアルバム「アイラヴユー」が、オリコンデーリーランキングで1位など、数々のチャートにランクインした。収録曲の「時代」が、NTT西日本のCMに起用され、他にも、多くのタイアップ実績がある、実力派ロックバンドだ。