NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜、午前8時)の14日に放送された第93話の平均視聴率が16・4%(関東地区)だったことが15日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高視聴率は65話の18・9%。

上方女優の浪花千栄子をモデルに描くドラマ。主人公の竹井千代役を杉咲花が演じる。シンガー・ソングライター秦基博が主題歌を担当し、書きおろしの新曲「泣き笑いのエピソード」で盛り上げる。

あらすじは、道頓堀の一時代を築いた万太郎(板尾創路)が、笑いに包まれながら舞台を去った。一平(成田凌)は、2代目・天海天海として、新しい劇団・鶴亀新喜劇の座長を受け入れることにする。時を同じく、家庭劇以外からも劇団メンバーが参加することになった。元鶴亀歌劇団の朝日奈灯子(小西はる)の他に、元万太郎一座の須賀廼家万歳(藤山扇治郎)と千兵衛(竹本真之)がいた。初日から千之助(星田英利)に敵意むき出しで反抗的な態度を見せる。

鶴亀新喜劇の稽古が行われるが、千之助はセリフが飛び、得意だった即興芝居もできない。千之助は万太郎の「即興が出来なくなったら、役者は終わりや」という言葉を思い出す。

一方、千代と一平の元に、寛治(前田旺志郎)が満州から無事に戻ってくる。そして「生きて帰って来られたのもあの人のおかげ」とヨシヲ(倉悠貴)と会ったことを明かす。