俳優阿部寛(56)長澤まさみ(33)が14日、TBS緑山スタジオで、同局系日曜劇場「ドラゴン桜」(25日スタート、日曜午後9時)の制作発表会見に出席した。

週刊漫画誌「モーニング」(講談社)で連載中の三田紀房氏の「ドラゴン桜2」が原作。05年に放送された大ヒットドラマの15年後を描いた続編で、経営破綻寸前の龍海学園を再建するべく、阿部や長澤演じる弁護士が、個性的な生徒たちを東大現役合格へ導こうと奮闘する姿が描かれる。

16年ぶりに桜木建二役を演じる阿部は「16年前に自分がやった役を再びよみがえらすことができることが光栄。本当に心から感謝しています。前作を超えるものをつくりたいなと思って日々格闘しております」と思いを明かした。

前作で桜木が受け持った「東大クラス」の教え子・水野直美役だった長澤は弁護士となり、教壇に立つ。「恩返しみたいなことだと思う。これからを担う若い人たちの頑張りを見届ける側になる。責任は重大なのかなと思います」と自覚を口にした。続けて「桜木先生という大きな存在は、本当に今でも大きく感じる。当時も感じていたけれど、唯一無二の存在なんだなって。その後ろ姿を私もみて、私が演じる水野直美をみて、生徒たちも頑張ってもらえたら」と期待した。

時代が変わり、受験システムも当時とは大きく異なる。阿部は「原作があるものですから、それを一番頼るんですけど、16年前の勉強法も違ったり、今はスマホもあるし、いろんな便利な方法があるので、最前線の勉強法プラス昔ながらの体力勝負の勉強法を駆使して、原作を超えるものにしたいなと思います」と誓った。

16年ぶりに演じる桜木については「基本変わっていないんですよね。大人がみていても参考になる部分がたくさんある。今回も変えないでやっていきたいと思います」と印象を語り、「世の中に元気を届けられるそういう作品を目指して日々頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。