来年度のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(三谷幸喜脚本、小栗旬主演)の第3次出演者が28日、同番組の公式ツイッターで発表され、草笛光子(87)が出演することが明らかになった。大泉洋演じる源頼朝を支える乳母、比企尼(ひきのあま)役を演じる。草笛は大河出演11度目で、語りが1度。

草笛は役柄について「比企尼は頼朝の乳母で不遇時代の頼朝を支えた最大の功労者と言われている方、頼朝が伊豆に流されてから20年にもわたり支えたそうです」と説明。また「三谷さんの作品ですから一筋縄ではいかないでしょう。覚悟してお待ちしています。演技力、人間味を兼ね備えた魅力ある役者さんたちとご一緒できることで、私も若返ります!」とコメントを寄せた。

この日も公式ツイッターで新たな出演者が随時告知され、「大姫のフィアンセ」木曽義高役の歌舞伎俳優市川染五郎(16)、「北条を支える武士」仁田忠常役のティモンディ高岸宏行(28)、「比企能員の妻」道役の堀内敬子(49)、「後白河法皇の側近」平知康役の矢柴俊博(49)、北条義時(小栗)の祖父・伊東祐親(辻萬長)に仕える下人、善児役の梶原善(55)の出演が発表された。

前日の27日には、第3次出演者として田中泯、江口のりこ、八嶋智人、佐藤B作、鈴木京香の出演が明らかになっている。

これまで、主演の小栗のほか、菅田将暉、小林隆、中村獅童、宮沢りえ、大泉洋、新垣結衣、佐藤浩市、西田敏行らの出演が発表されている。

合議制で政治が動いた鎌倉時代を舞台に、小栗演じる北条義時が幕府の最高権力者に上り詰める姿を描く。脚本は04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く3作目の大河となる三谷幸喜氏が手掛ける。