20日に老衰のため91歳で亡くなった、俳優の美輪明宏(みわ・あきひろ)さん(本名丸山明宏=まるやま・あきひろ)のオフィシャルサイト、および公式アカウントが29日、更新され、最後のメッセージを配信したと報告した。

有料会員向けサイト「麗人だより」では、これまで美輪さんの願いを込めたメッセージを配信してきた。訃報(ふほう)から一夜明け、Xの公式アカウントには、「美輪明宏の『最後のメッセージ』を会員限定の音声として配信しております。美輪明宏の最後のメッセージを美輪明宏の声でお楽しみください。※音声は生前に収録したものになります」と記された。

美輪さんは1935年長崎県出身。シャンソン歌手として「メケ・メケ」、作詞作曲した「ヨイトマケの唄」などのヒット曲を持ち、舞台俳優としても活躍。アニメ映画「もののけ姫」(97年)では山犬神役、「ハウルの動く城」(04年)では荒地の魔女役など、個性的な演技で魅了した。

10歳の時、長崎で原爆被害を目の当たりにした。部屋の中でほんの少し身をかがめていたことで生き延びた経験は、その後の生き方を大きく変えた。

バラエティー、ラジオ、新聞などでの人生相談では示唆に富んだ回答や、相手を思いやる言葉、真理を突く答えに、多くの人が救われた。自分を貫いてきた美輪さんにしか発することのできない言葉の数々だった。