NHK連続テレビ小説「おちょやん」(月~土曜、午前8時)の第105話が30日に放送された。「花かごの人」の正体が明らかになり、NHK朝の情報番組「あさイチ」でも出演者は感慨ひとしおだった。MCの鈴木奈穂子アナウンサーは朝ドラ受けで「栗子さんだったんだ…」と声をもらした。

この日の「おちょやん」の内容は、千代(杉咲花)がラジオドラマへの出演を決意する。そこへ、栗子(宮澤エマ)が美しい花かごを千代に差し出す。これまで、役者としての千代の節目の時に誰からかわからずも贈られ、励ましてきたものだった。「ずっと見ててくれたんですか」と驚く千代。「名乗らない方がいいと思ったが、千代の決心に私も応えたくなった。役者になってくれたのがうれしくて、こっそり千代の芝居を見るのが生きがいになっていた。また芝居をやってくれて、やっぱりうれしい」と栗子は心の内を明かした。2人は涙を流す。

「あさイチ」に出演する博多華丸・大吉の博多大吉も「話がつながってたんですね」と感慨深そうに話した。博多華丸は、花かごは「優しい支えになってたんですね。すべての人へのメッセージになっていた。感動ですね」と語った。