タレントでスポーツキャスターの秋山真凜(24)が、4月からラジオのスポーツ番組のパーソナリティーを2番組務めている。父親で前ソフトバンク監督の秋山幸二氏(59)譲りのスポーツマンの感覚で、取材対象に切り込んでいる。中学時代以来、10年ぶりの競技ゴルフにも復帰した。

先月6日に九州女子アマに出場してスコア78、49位で予選通過を果たした。今月11日から3日間3ラウンドの決勝に臨む。「予選では78も打ってしまって、本当に悔しくて寝られませんでした。自分の頭の中ではある程度できるつもりだけど、やっぱり10年ぶりに試合に出ると雰囲気が違いますね。試合になった途端に体が思ったように動かない。冷静に考えられているはずなのに、あれっ? みたいな感じでした」と振り返る。

それでも、10年ぶりに高いレベルの中で競い合ったことで、自分のゴルフを見つめ直すことができた。「技術面でいうと、そんなに変わらない。逆に言うと成長してないということですね。ジュニア時代は勝みなみ、柏原明日架、森田遥とかと戦っていたんですけどね(笑い)。ドライバーの飛距離は変わってないというか、むしろ伸びている感じです。でも、安定感はないですね。キャリーが220ヤードで、ランが行って250ヤード。ドライバーの長さとかは中学生の時と同じ。別に問題なかったんですけど、スピン量がどうしても減らないので、ロフトを8・5度まで立てて使っています」。

目標は「せめて3オーバーくらいまで、安定して回れるぐらいまでにしたい。得意なのはウエッジとショートアイアン。グリーン周りの寄せで勝負ですね。父は今、福岡に住んでいるんですけど、休みの日とかは一緒にラウンドすることもあります。やっぱり、うまいですね。知ってるコースだと75くらいで、さらっと回って来ますから。今回も九州女子アマのコースを一緒に回って、練習につき合ってもらいました」と言う。

新しい仕事をしていく中で夢も広がる。「音楽関連の仕事をやってみたい。スポーツ関連の仕事を始める前に、IZ*ONE、KARAとかKポップアーティストの通訳をさせてもらったのが、すごく面白かったんです。韓国だけじゃなくアメリカのエンターテインメントにも関わっていけたらいいですね」。

目標はグローバルなナイスショットだ。(終わり)

◆秋山真凜(あきやま・まりん)1996年(平8)10月12日、福岡県生まれ。19年上智大国際教養学部卒後にタレント活動を始め、リポーター、スポーツキャスター。07、08年九州小学生ゴルフ優勝、11年九州女子アマ8位。ベストスコアは69。現在はTOKYO FM「アース製薬 Dream Shot ~輝けゴルファー」(土曜午前7時30分)、インターFM897のスポーツ番組「REAL SPORTS」(土曜午前9時)など。158センチ。血液型O。