前立腺ガンの最先端治療を行うため4月末にオーストラリアに渡った西郷輝彦(74)が12日、YouTubeチャンネル「西郷■(■は火ヘンに軍)彦最先端治療への挑戦」を開設した。

西郷は「シドニーへ行って、最先端治療を受けようって。ホルモン治療に始まり、放射線、抗がん剤治療を11回もした。もう、74歳まで生きたんだ。後は静かに面白おかしく暮らせって思うでしょ? でもね、まだやりたいことが、たくさんあるんだよ。願いは、ただ1つ。何とか、もう少しだけ好きな仕事をさせて欲しい」と治療に挑む理由を説明した。

コロナ禍の中、腫瘍マーカーの数値PSAが上がり、主治医と意見が一致し、4月初めにシドニーの病院とリモート会議をして、4月23日夜に羽田発の飛行機で日本をたったという。「最先端の前立腺ガンということで、直るんだろうなって思うけどね。合う、合わないもあるし、合わなかったら最初の検査で返される可能性だってあるわけだからね。とにかく前立腺ガンで悩んでる人たちに、まず私がこの体で体験して、お伝えするのも目的の1つだ。とにかく、挑戦してみなきゃ分からんのよ」と語った。

その上で、自身が主演した75年のTBS系ドラマ「江戸を斬る」の主題歌「ねがい」を流しつつ、シドニーでのフライトの様子を報告。到着後、動画の最後で「検査を受け、治療へと進む予定です。合計3回、約4カ月にわたる治療の始まりです」と語った。