ダウンタウン松本人志(57)が、TBS系で12日に放送される3時間スペシャル番組「キングオブコントの会」(午後7時)で、民放20年ぶりとなるテレビコントを披露することが3日、分かった。

松本が民放でテレビコントを披露するのは、フジテレビ系で2001年放送の「ダウンタウンのものごっつええ感じスペシャル」以来。今回、松本は2作の新作コントを披露する。「管理人」では、バイきんぐ小峠英二と2人コント。また「おめでとう」には、東京03・飯塚悟志、ロッチ・コカドケンタロウ、ハナコ・秋山寛貴ら総勢10人が登場する。

収録を終えた松本は、「今回、みんなが作ったコントを見ていて、やっぱりプロってすごいなって思いました。自作のコントも悪くはなかったんじゃないかと思います」と自画自賛しながらも「昨今の芸人さんたちは、知らない間にどんどん力を付けていっていて、コントも日々おもしろくなっています。うれしい半面、焦りも芽生えて複雑でした」と、後輩たちをたたえた。

出演は松本、さまぁ~ず、バナナマンの他、「キングオブコント」歴代チャンピオンたち。東京03(09年)、ロバート(11年)、バイきんぐ(12年)、シソンヌ(14年)、ライス(16年)、ハナコ(18年)。さらにファイナリストのチョコレートプラネット、ジャングルポケット、ロッチ、さらば青春の光が一堂に会し、松本の2作を含むオール新作コント祭りとなる。

さまぁ~ず、バナナマンも後輩たちとコラボするコントに参戦。さまぁ~ず大竹一樹(53)は「これまでは主に自分たちが作ったコントをしていたので、後輩が作ってくれたコントに入るというのはほぼ初めてでした。コントを作ってくれたコント師の世界観を壊さないように、緊張感を持ちながらやらせてもらいましたが、非常に楽しかったです」。三村マサカズ(53)は「ロッチとハナコが作ったコントに参加させてもらいまして…ハナコは『キングオブコント』で自分が審査をして優勝したわけじゃないですか。そんなハナコにさまぁ~ずとのコントを作ってもらって、なんというすてきな舞台なんだと思いました」とコメントした。

バナナマン設楽統(48)は「ドキドキしました。番組への向き合い方が普段とは異なる感じでしたが、楽しかったです。コントセットもすごかったし、ネタもすべて1つの方向にならない。こんなコント番組はないです」。日村勇紀(49)は「最初にこの番組の企画を聞いた時、自分はコントのメンバーに選ばれるのか正直不安でした。実力者ぞろいですし。実際には3作のコントに出させてもらいました。絶対にミスれないというプレッシャーの中でしたが、全部がおもしろかったです」と充実感をみせた。