女優のん(27)が4日、公式サイトで、岩手県久慈市で16日に参加を予定していた東京五輪聖火リレーを辞退したことを発表した。

のんは「ここ最近の新型コロナウイルス変異株の拡大により、東京都や各地での緊急事態宣言延長を鑑み、考え抜き、久慈市役所の方とも相談の末、参加を辞退させていただく決断をいたしました。第2の故郷である岩手県において、わたしが走ることで少しでもみなさんとこの困難を和らげられるのではと、ぎりぎりまで考え悩みましたが、今は私が岩手に行くことで、みなさんに不安とご心配をおかけしてしまうとしたら、それは私の本意ではありません」とのコメントを発表。

のんは、久慈市を舞台にした13年のNHK連続テレビ小説「あまちゃん」でヒロインを演じたことで、交流を続けてきた。

「現在も大変な調整を続けてくださっている久慈市のみなさま、私が走ることを楽しみにしてくださっていたみなさま、本当に申し訳ございません。大好きな久慈市で走ることを本当に楽しみにしていたので、この決断は簡単なことではありませんでした。どうぞご理解ください。コロナが収まって、みなさまと喜びをわかちあえる日に、必ず久慈市におじゃましたいと思います」と記した。