NHK大河ドラマ「青天を衝け」(日曜午後8時)の第17話「篤太夫、涙の帰京」が6日に放送され、世帯視聴率が14・2%(関東地区、速報値)だったことが7日、ビデオリサーチの調べで分かった。前週30日の世帯視聴率は14・6%だった。

あらすじは以下の通り。

円四郎(堤真一)の命が奪われたことを江戸で知り、衝撃を受ける篤太夫(吉沢亮)と成一郎(高良健吾)。その時、京では慶喜(草なぎ剛)が自ら指揮を執り、御所に迫る長州藩兵と戦っていた。そこに、西郷吉之助(博多華丸)が薩摩藩兵を率いて加勢する。集めた兵を引き連れて京に向かう篤太夫たち。その道中、岡部の代官・利根(酒向芳)が現れる。さらに、水戸では、耕雲斎(津田寛治)と小四郎(藤原季節)が率いる天狗党(てんぐとう)が、慶喜を頼って京を目指していた。

「青天を衝け」は、日本資本主義の父と呼ばれる渋沢栄一の生涯を描く。主演は吉沢亮。成功の部分ばかりにスポットが当たるが、渋沢の人生は順風満帆ではなかった。田舎の農民の家に生まれ、倒幕を目指すも幕臣に。幕府が倒れた後は、新政府に仕官、33歳の時に民間人へと転身した。その後は実業家として民間改革を目指し、近代日本の礎を築いた。

脚本は同局の連続テレビ小説「風のハルカ」「あさが来た」などを手掛けた大森美香氏。