5人組アイドルグループ「わーすた」の坂元葉月(22)が今年限りでグループを卒業し、事務所との契約も終了して芸能界を引退することを8日、公式サイトで発表した。

公式サイトでは、「この度、2021年12月31日をもって、坂元葉月はわーすたを卒業致します」と報告。「メンバー、スタッフで何度も話し合いを重ねた結果、芸能活動における気持ちの区切りと年齢的な節目という本人の意思を尊重し、将来を応援しようという結論に至りました」と経緯を説明し、今後については「坂元葉月は、エイベックス・マネジメント株式会社との契約を終了し、芸能界を引退します」と発表した。

坂元も自身のツイッターで卒業を報告。「自分を変えたいという理由で、2011年10月から今日までアイドルとして約10年間活動させて頂きました」と回想し、卒業理由について「経験や年齢を重ねる中、段々と同世代の友達が就職したり社会人になる様子を目にする事が増えてきて、今の22歳という歳が自分の中でひとつの節目ではないかと考えました。これからの坂元葉月としての個人の人生や将来の事を見つめ直した時に、社会に出て色々な経験をもっと積みたいと思い卒業を決意しました」と告白した。

芸能界引退についても「ご理解頂けると幸いです。私を受け入れて支えてくれたファンの皆さん。そしてメンバーやスタッフさんには感謝しかありません。2022年からは、アイドル人生やわーすたで学んだ事を活かして自分1人の足で歩んでいきます」と決意を示した。

今後「わーすた」は4人体制となる。シングルを8月18日リリースすることも発表し「5人のわーすたとしてのラストシングルとなります」と告知。12月に坂元の卒業ライブを予定しており、その後は広川奈々聖、松田美里、小玉梨々華、三品瑠香の4人で活動するとした。

また、ファンに向けて「残り約半年、5人のわーすたとして全力で活動させて頂きます。引き続き、坂元葉月の応援の程をよろしくお願い致します。そして、今後ともわーすたを応援して頂けますと幸いです」とメッセージを送った。

わーすたは「ざ・わーるど・すたんだーど」の略。SUPER★GiRLSらが所属していたアイドルプロジェクト「iDOL Street」の末っ子グループとして15年に結成し、16年5月にメジャーデビュー。今年3月には都内で6周年ライブも行った。坂元は、アイドル好きの安田大サーカス・クロちゃんの推しメンバーとしても知られる。