4月末でジャニーズ事務所から退所した近藤真彦(56)が9日、都内で、サミー株式会社の新規事業「m」の発表会にゲストとして出席した。退所後初のイベント出席となった。

発表会中盤に登場し、「お待たせいたしました。これからポーカーの対決とか、いろいろあるんですけど、まずはどうぞ1日、お手柔らかにお願いいたします」と笑顔を見せた。「サミーさんには、(近藤の)レーシングチームがスタートする2000年から20年以上お世話になっていまして。今回はサミーさんが新しい事業を展開するということで、微力ですけども、僕も少しでもお力になれればと思いました。この後対決もあって、すごい緊張しているんだけども、楽しみにしております」とあいさつした。

近藤は昨年11月、「週刊文春」で25歳下の会社社長女性との不倫を報じられ、芸能とレース業の活動を自粛していた。今年4月中旬、近藤から事務所に「これからの人生、自分の責任において芸能とレースの道を歩んでいきたい」とジャニーズ事務所に申し出て、同月末で退所した。

この日発表会終盤で、退所後初イベント出席について報道陣から声を掛けられると、「頑張ります。わざわざすみません」と返答。今後の具体的な歌手活動再開についてはまだ未定というが、「徐々にしていきますんで。いろいろスタッフと打ち合わせして、ファンの皆さんに喜んでもらえるように今努力していますので」と説明した。

ジャニーズ事務所の後輩と連絡をとったか聞かれると、「退所する前に、いろんな方からご連絡いただいたりしました」と明かした。東山紀之とは話したのか尋ねられると、「いや、話してないです」と答えた。

ファンに向けて「本当にいろいろご心配をおかけして、大変申し訳なかったと思っています。また、一から頑張らせていただきますんで、ぜひよろしくお願いいたします」とあらためて伝えた。「ご家族とは円満ですか」と聞かれると、「大丈夫です」と答えた。さらに去り際に「少し太りましたか?」と聞かれ、「えっ? 余計なお世話です!」と笑顔で返答し、笑いを誘っていた。

近藤は先月16日、大分県内で行われた「スーパーフォーミュラ」第3戦に、オーナーを務めるレーシングチーム「KONDO Racing」の監督として参加。レース業に復帰していた。

同チームを主体とする所属会社「エムケイカンパニー」は、日刊スポーツの取材に「スポンサー活動の一環でお引き受けさせていただきました」と答え、イベント出席の経緯を明かした。今後もファンの前に登場する歌手活動などの再開は未定で、同社は「本格的な芸能活動復帰はまだです」と説明した。

サミー株式会社の同事業は、ポーカーのポピュラーなゲーム「テキサスホールデム」をeスポーツ化したもの。スマートフォンアプリや、アミューズメントスポットでプレーできるという。