5人組ヒップホップグループ、DOBERMAN INFINITYが今日9日に新シングル「konomama」を発売する。

同シングルに収録されるのは、「Who the KING?」。Bリーグ「琉球ゴールデンキングス」をイメージして書きおろした同曲への思い、グループや所属するLDHの中でそれぞれ「○○KING」なのか? このほど、5人が日刊スポーツのインタビューに応じた。【聞き手=大友陽平】

《red bold《ドーベルマンインフィニティが“このまま”持ち続けたいこと》

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-収録曲の「Who the KING?」はどんな楽曲ですか?

GS(41) 僕たちの根本にあるヒップホップサウンドです。より多くの方に聞いてもらおうと「オールラウンドヒップホップ」をいつも掲げているんですけど、楽曲を制作していく中で、自分たちが憧れてこの世界に入ったきっかけとなった音楽で、いつも「こういうのやろうよ!」と出てくるような楽曲です。誰がキングなんだ? という歌詞も、聞く側の闘争心にも変わってもらったらなという思いでぶつけ合いました。奮い立たせられるような楽曲になったんじゃないかなと思います。

-SWAYさんはバスケ経験者です

SWAY(35) 今でもめちゃ追いかけてます! 先日のBリーグファイナルも3試合とも見ました。琉球もBリーグの中ですごく強いチームですけど、やっぱり沖縄という、米軍の基地があったり、沖縄県民の皆さんがバスケを盛り上げるような前向きな雰囲気も感じますし、「沖縄アリーナ」というNBAと同じコートとゴールでできた会場で、実際に5人でパフォーマンスさせてもらったんですけど(4月11日、同所でのプレオープニングイベント)、Bリーグの選手の皆さんが、多分あのコートに憧れるというか、本当に嫉妬してしまうような、すばらしいコートでした。ヒップホップとバスケって、すごく近いところにありますし、沖縄アリーナで、いろいろな夢を見ましたね。

GS スター選手が出てくると盛り上がりますし、“出口”があるのはいいですよね! 僕らも音楽の出口を作っていかないと…。オジサンでも夢をかなえられるという「Oリーグ」かな?

一同 (笑い)

-タイトルにちなんで、グループやLDHの中で、自分が「キング」だと思うことは何ですか?

KUBO-C(41) 「浅く広くKING」です! LDHの部活動(定額制動画配信サービス「CL」内の企画)でも釣り部と、キャンプ部と、野球部を兼部してますから!

P-CHO(41) 僕は「人の話を聞かないKING」です! いつも怒られます、すみません(笑い)

KAZUKI(29) 僕は「きれい好きKING」ですかね!

4人 いやいやいやいや(爆笑)

KUBO-C 逆やろ! 「野性KING」や!

GS 新幹線の中で、はだしでいられるって、なかなかないって思うよ。

KUBO-C それは、俺もいける。

SWAY 俺も…。

P-CHO 俺もいけへん…。そのまま、家に入るんやで?

KAZUKI あまり気にならないです…

SWAY はだしでトイレには行かないけど…

KAZUKI 行けと言われれば、行きますよ(笑い)

GS 絶対無理! 銭湯に入った時に、ちょっとヌルヌルになったりは…

KAZUKI それは無理です!(笑い)

KUBO-C KAZUKIの野性味を感じるのは、歯ブラシ! 歯が下に向いてる。あえてその道にいかない!

P-CHO あと、タンクトップとか下着は、大体表裏が逆です(笑い)

-(笑い)。GSさんは?

GS 「アーティスト一、事務所にいるKING」ですね。最近、新しい社員にアーティストと思われていない節が大いにあります。あいさつの仕方が明らかに違う…。普通に行かれちゃう!

4人 (爆笑)

GS 事務所に行きすぎて、誰も違和感がない感じで…。紹介してもらう時も、自分から「DOBERMAN INFINITYのGSです」って言うようにしています(笑い)。会社ではいろいろな情報を得たり、勉強したり。いろいろな話を聞きに行ってますね。

SWAY 考えました…。「すぐ誰とでも友達になれるKING」かもしれないです!

KUBO-C 確かに交友関係すごいよね。

GS 甘え上手。少し前に、「串カツ田中」の社長さんとコラボ企画の話をした直後に「LINE交換してもらっていいですか?」って…。いきなり行けない(笑い)

KUBO-C 入り込み方がすごい。外国人っぽいよね、フランクで。

SWAY 海外とか行くときも、事前に行き先のアーティストさんとかにDM(ダイレクトメッセージ)しちゃうんです。会ったことはないんですけど、連絡だけ取って、向こうに行ったら飯食べるとか。楽しいですよ!

GS どちらかというと年上の人と仲良くしてる印象がすごくあって、誰かに誘われて一緒にご飯行ったり、かわいがられるタイプですよね。その持ってるものは、ここのメンバーにはない、突出したものです。

-最後に、改めて今後の抱負を含めてファンにメッセージをお願いします

SWAY 「konomama」は、ヒップホップを普段聞かない人でも聞きやすい曲になってると思いますし、また新しい形の応援ソングということで、聞き終えた時に感じてもらえることがたくさんあると思います。まずは聞いていただいて、その後にドーベルの他の曲もちょっと聞いてみたいなと思ってもらえたら僕らとしてもうれしいです。音楽を作って、ライブをしてというスタイルに重きを置いて考えているので、今後もどんどん発信していきたいと思います。ドーベルの音楽に、人生をちょっと寄り添って、一緒に歩んでもらえたらうれしいです。

GS この環境の中なので、なかなかライブに来られない方も多いと思います。そこが1番の不完全燃焼な部分ですが、来られなかった人も必ずこの先にまた会える日が来るって僕たちも約束するので、今は無理せず、しっかりつながっているという気持ちの交換だけ一生懸命できたら、ネガティブに捉えなくていいんじゃないかなと思っています。ぜひ、これからの活動も楽しみにしていてください。

KAZUKI 「konomama」ライブを完走できるように願っているのと、今回ならではの僕たちが発するメッセージというのもあるので、体感しに来てもらえれば、必ずいい明日になるんじゃないかと思います。

P-CHO 「konomama」をリリースさせてもらって、1つ1つかみしめながらやっています。この曲を歌っていると、自分がいつも“くらう”部分があって。「<歌詞>今日も昨日と同じ線の上 理想と現実の平行線」という部分で、もしかしたらネガティブに聞こえるかもしれないですけど、最後もう1回その歌詞が出てくる時にポジティブに聞こえるんです。先に進めない毎日があっても大丈夫だよ、このまま何かを繰り返しててもきっと明るい未来が待ってるんだよと、自分も感じながらやっているので、聞いていただける皆さんにも気付いてもらえるような楽曲になればと思います。

KUBO-C 「konomama」は、歌詞にすごくこだわって作ったので、歌詞をしっかり読みながら曲を聞いてもらったら、さらに入ってくるものが違うのかなと思います。結構当たり前のようなことを言ってるんですけど、それが逆に響くみたいな言葉が多いなと。それを自分の中に入れた時に、また明日から「よっしゃ~頑張ろう!」というより、「よし、頑張ろう!」という風な感覚で捉えてもらえると僕は思っていて、それが気張らずに毎日頑張れるものになると思うので、歌詞をよく見てもらえるとうれしいです。(おわり)