俳優多和田任益(ひでや=27)が9日、東京・新宿の紀伊国屋ホールで舞台「新・熱海殺人事件」(10~21日、同所)、「改竄・熱海殺人事件 モンテカルロ・イリュージョン 復讐のアバンチュール」(24~27日、同所)の舞台あいさつに、“ダブル”で出席した。

耐震補強工事と内装一新のため、今年1月末に改修に入った新宿・紀伊国屋ホールの改修後の「こけら落とし公演」。同ホールで最も上演されている、つかこうへいさん作の「熱海殺人事件」シリーズに、2作連続で出演する。

「新-」では熊田留吉役、「改竄-」では木村伝兵衛役を演じるが「連続で演じるのは2度とないと思う。中3日で『改竄-』の幕が開くのですが、『改竄-』の方はまだ稽古にも入ったばかりで、体に落ちていない部分もあって、『新-』の1公演の日や休演日にやることになる。頭のおかしいスケジュールですが。やり遂げて伝説を残したいです!」。「改竄-」で共演の菊池修司(26)も「180度違うキャラを切り替えているのはすごい」とたたえた。

「新-」で演出を担当する中江功氏は「多和田が振り付けしたダンスにも注目してほしい」と話すと、多和田も照れていた。