ディズニーの実写映画「クルエラ」の公開記念舞台あいさつが10日、都内で行われ、クルエラの声優を務めた女優柴咲コウ(39)とバロネス役の塩田朋子(59)が登壇した。

同作はディズニーの名作アニメ「101匹わんちゃん」の悪役クルエラの誕生秘話を実写化したもので、主演はエマ・ストーン(32)。

柴咲は「友人も見てくれて(吹き替えが)あっていたよと、言ってくれました。私自身は前面に出たくなかったので、クルエラの中に入っての吹き替えを意識しました。それでも、私の生きざまとリンクすると言われてうれしかった。作品は客観的に見られたし、合格点を与えたい」。塩田は「バロネスを演じているエマ・トンプソンはこれまでも何回か吹き替えをやっていて、私の母からも、これあなたでしょと言われました。役者のくせもちょっとづつわかってくるので、また吹き替えをできて幸せです」と語った。

柴咲によると、心の声に従うというのが今作のキーワードだという。「悪名高い人物なのですが、自分が何をしたいのか明確でないとなれないと思う。そんな強い人物なんです。(コロナ禍で)制約がいろいろとありますが、エンターテインメントは精神のいい薬にもなると思うので、作品を楽しんでください」と訴えた。

今作は先月27日から全国公開されたほか、ディズニーの動画配信サービス「ディズニープラス プレミア」でも公開中。