女優黒島結菜(24)が主演を務める22年前期のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」の第3弾出演者発表が15日、同局のドラマ公式ツイッターで行われ、タレントの志ぃさー(藤木勇人=60)の出演が明らかになった。

第3弾となる今週は、料理人を目指す沖縄生まれのヒロイン・比嘉暢子が上京後に出会う「東京や鶴見の人々」を発表。志ぃさーは、暢子の下宿先の大家で、鶴見の沖縄居酒屋主人・金城順次を演じる。

志ぃさーは「今回は『あまゆ』という沖縄食堂兼飲み屋の店主ということで、『あまゆ』(あま世。甘い世のことで、沖縄方言で、苦しいことの無い世界のこと)は苦労の末つかむ幸せという感じなので、訪れるお客達と苦楽を共にしながら娘と一緒になって、日々鶴見の中の沖縄で沖縄出身者に憩いの場所を提供する店としての役目を果たせればと思っております」とコメント。

01年の「ちゅらさん」では沖縄居酒屋「ゆがふ」の店主を演じ「その際は、都会の中のオアシスのような沖縄居酒屋でしたが、今回は沖縄食堂兼飲み屋の『あまゆ』。時代的に『ゆがふ』より古く、沖縄タウン鶴見にあるのでももっと濃い沖縄になりそうですね」と期待を込めた。

志ぃさーは、同作で沖縄ことばの指導も担当する。

「ちむどんどん」は沖縄の言葉で「チム(心臓)」が高鳴る様子のこと。沖縄の本土復帰から50年の節目に放送される。

106作目の朝ドラ作品で、沖縄から東京へと料理の夢を追うヒロイン・暢子と、個性豊かな4きょうだいの絆を描く。映画「パッチギ」や朝ドラ「マッサン」の羽原大介氏のオリジナル脚本作。語りは沖縄出身のジョン・カビラが担当する。

出演者発表は3週にわたり行われ、第1弾は「暢子の家族」、第2弾は「沖縄の人々」を発表している。

この日は、原田美枝子(62)高嶋政伸(54)佐津川愛美(32)中原丈雄(69)山中崇(43)長野里美(59)井之脇海(25)飯豊まりえ(23)の出演も発表された。