21日に放送された女優波瑠(30)主演のフジテレビの連続ドラマ「ナイト・ドクター」(月曜午後9時)の第1話の視聴率が13・4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、速報値)だったことが22日、分かった。個人視聴率は7・7%だった。

働き方改革を目指す柏桜会グループが「あさひ海浜病院」に“365日24時間、どんな患者も断らない”医療を目指して、夜間勤務専門の救命医チーム「ナイト・ドクター」を立ち上げる。医師の朝倉美月(波瑠)は新たな就職先にナイト・ドクターを選ぶ。指導医の本郷亨(沢村一樹)の下、美月のほかに、深沢新(岸優太)、成瀬暁人(田中圭)、桜庭瞬(北村匠海)、高岡幸保(岡崎紗絵)が集まった。年齢も性格も価値観も全く異なる医師たちが、夜は命に、昼はそれぞれの人生に向き合いながら絆を紡いでいく青春群像医療ドラマ。

第1話で、ナイト・ドクターでの勤務初日に美月を見た深沢は驚く。数日前、街で倒れたホームレスの診療に手間取った深沢に代わって、鮮やかに処置したのが美月だった。しかも、美月は深沢に「処置出来ないなら医者を名乗るな」と、言い放っていた。

5人の指導医は本郷。本郷は自分の指導について来られる者だけついてこいと厳しい。そこに、ホットラインが鳴る。工事現場の崩落事故で3人の重症者が出た。全員の受け入れを許可する本郷に美月は安堵(あんど)した。運び込まれた重症患者に、救命の現場を知らない深沢と桜庭は戸惑うばかり。本郷に応じるのは救命経験のある成瀬。美月と幸保は食らいついて行く。

その直後、崩落現場で新たな重症者が発見されたと連絡が。すでに7件の病院に搬送を拒否されていた。使えない医師ばかりでは無理だと断ろうとする成瀬を本郷が制して受け入れる。本郷は先に運ばれた3人を早く安定させれば済む話だと言い切る。しかし、新たに搬送された患者の足は重度の損傷を受けてクラッシュ症候群を起こしていた。本郷は美月に切断を指示した。