「エレキの神様」とよばれるギタリスト寺内タケシ(てらうち・たけし)さん(本名武=たけし)が18日午後8時37分、器質化肺炎のため、横浜市内の病院で死去したことが分かった。82歳。葬儀・告別式は近親者のみで執り行い、後日、「お別れの会」を予定しているという。喪主は長男章(あきら)さん。

茨城県土浦市出身。1962年にバンド「寺内タケシとブルージーンズ」を結成し、卓越したエレキギターの技術で活躍した。67年には「レッツ・ゴー『運命』」で日本レコード大賞編曲賞を受賞した。

最近まで精力的に活動しており、所属レコード会社によると、19年4月に行われた神戸でのライブが最後の公の場とみられるという。同社によると、寺内さんは今年春先に誤嚥(ごえん)性肺炎で入院。順調に回復してリハビリをし、病院では看護師から「テリーさん」と呼ばれ仲良くするほど元気で退院間近だったが最近、急に病状が悪化したという。