俳優山田孝之（37）が22日、都内で行われたNetflixオリジナルシリーズ「全裸監督 シーズン2」（武正晴総監督・後藤孝太郎監督、24日から配信）ワールドプレミアに出席した。
19年8月にシーズン1が配信され、話題を呼んだ。主人公村西とおる役を演じた山田は「何年も携わってきて、いよいよフィナーレですね」と感慨深げに話した。
ダイヤモンド映像の「村西軍団」の一員の女優役を演じた冨手麻妙（27）から「村西監督のことが大嫌いになり、山田孝之さんのことまで嫌いになりました。現場では目が合うだけでむかつくし…」と明かされるほど、撮影中は、村西に入り込んだ。山田も「なので、今日も皆さんの目が見られません…。最近はみんなのインスタグラムの投稿に『いいね』をしてます」と“罪滅ぼし”を告白。
さらに肌を焼くために日焼けマシンに入る中で、やけどしてしまうこともあったといい「ジェロム・レ・バンナみたいに、試合前の練習で気合を入れすぎてけがしてしまうみたいなところがあって…。バンナの気持ちが気持ちが分かります」と笑わせた。
もっともシーズン1は、配信された世界各国でも好評。シーズン1の撮影後に、別のNetflix作品「ケイト」に出演した国村隼（65）も「あれはおもしろいね！って現場のみんなにおほめの言葉をいただいた。これがネトフリかと。世界中にダイレクトに届いていると実感しました」と明かした。
世界で好評なことについては、答えをにごした山田だったが「シーズン1から続いてきて、今回は転落のストーリーにはなっているんですけども、ちゃんと作品として楽しんでもらえるように、派手に転げ落ちたので、そこは楽しんで、反面教師として『こうはなってはいけない』と思って見ていただければ。いろいろな傷を負いながらも、小さな幸せを探していくという、その人たちが許すということで次に向かえるというところも描かれているすてきな作品です」とアピールし、最後は「全世界配信、ナイスですね～！」と決めぜりふで締めた。
この日はほか、満島真之介（32）玉山鉄二（41）森田望智（24）恒松祐里（22）柄本時生（31）伊藤沙莉（27）後藤剛範（37）西内まりや（27）増田有華（29）と武総監督、後藤監督が出席した。
◆「全裸監督」 「シーズン1」では、会社が倒産した日に妻の浮気現場を目撃し人生のどん底にいた村西とおるが、「ビニ本」の世界からアダルトビデオに活路を見いだし、エロス業界の風雲児と呼ばれるまで成り上がった半生が描かれた。「シーズン2」では、業界の頂点に立った村西が、「エロを空から降らせる」という夢の実現に向け、衛星放送事業進出に奔走するも、やがて時代から見捨てられ、転落していく人生が描かれる。
