映画「夏への扉-キミのいる未来へ-」(三木孝浩監督)が25日、初日を迎え、主演山崎賢人らキャストが都内で舞台あいさつを行った。

大切な人を守るため30年の時を超える科学者の物語。「見たい未来」について山崎は「映画の未来が気になる。(体感型特殊効果の)IMAXとかMX4Dとか、どうなるの? 映画の中に入れちゃうのかな。リアルに銃弾食らった痛みはあるけど死なないとか。どんな映画体験ができる未来なのか興味があります」。また「自分の身に及ぶ危険など“防げる系”は早めに知っておきたい」「爪切りとか“全自動系”は全部ほしい」と笑わせた。

共演の清原果耶は「みんな笑顔でおいしいものをいっぱい食べられる幸せな未来」とマイペース。「みんなで食べたい幸せな料理は」と聞かれると「最近ちくわにハマっているので、みんなでちくわ。それは違うか」と笑顔で語り、キャスト一同をなごませた。

当初2月に予定されていた公開がコロナ禍で延期となり、ようやく初日を迎えた。山崎は「無事公開でき、久しぶりにお客さんと対面できてうれしい。映画は、撮影して、完成して、お客さんに見てもらって初めて意味を持つ」と感慨深げ。「逆境の中でも扉を探すという作品の前向きなメッセージが好き。頑張っていたら最高のサプライズが待っていると思うので、皆さんにも最高のサプライズが訪れる日が来ますように願っています」とあいさつした。

ほかに、藤木直人、夏菜、真島秀和、高梨臨、三木孝浩監督も登壇した。