15日に放送された天海祐希主演のテレビ朝日系ドラマ「緊急取調室」(木曜午後9時)第2話の世帯平均視聴率が13・4%(関東地区、ビデオリサーチ調べ、速報値)だったことが16日、分かった。個人視聴率は7・4%。第1話の世帯平均視聴率は14・7%だった。

取り調べを行う専門チーム、通称「キントリ」(緊急取調室の略)のメンバーが数々の凶悪犯と一進一退の心理戦を繰り広げながら真実を明らかにしていくヒューマンサスペンスドラマ。14年から放送がスタートし、今回でシリーズ4作品目となる。

「小暮しのぶ」として潜伏すること50年。突如、国土交通副大臣・宮越肇(大谷亮平)の汚職疑惑の真相を明らかにすると宣言し、宮越が乗った飛行機でハイジャック事件を起こした活動家・大國塔子(桃井かおり)。しかし、塔子が宮越の第一秘書・東修ニ(今井朋彦)のアタッシェケースに忍ばせ、機内に持ち込んだという爆弾を確かめた有希子は、爆弾が偽物だと確信。塔子の身柄を拘束した警視庁が「爆弾は処理中に爆発した」と発表したことに疑念を覚え、本物の爆弾は“汚職の証拠”だったのでは、とにらんでいた。

間違いなく裏がある、と考えた有希子は、自ら塔子を取り調べようと奮起。だが、すでに取り調べは公安が担当することになっていた。警察の上層部が“爆弾”の隠蔽(いんぺい)に一枚かんでいるとすれば、有希子は間違いなく邪魔な目撃者だ。案の定、刑事部長・北斗偉(池田成志)は有希子に辞表を書かせることを交換条件に、キントリによる取り調べを1時間だけ許可した。

その直後、本物の小暮しのぶ(円城寺あや)が遺体で見つかった。しかも遺体の傍らには、塔子がハイジャック決行前に切ったおさげ髪の束が。しのぶ殺害の容疑で塔子の逮捕状を別途請求し、取り調べ時間を延ばそうと画策する有希子。だが、北斗は頑として許可しない。

そんな中、ハイジャック事件で命を落とした東の息子・奨太(石田星空)がキントリを訪れ、父が飛行機に乗る直前に郵送してきたという筆箱を差し出す。中には“事件の骨組み”を示唆する重要な証拠品が入っていた。