9日に放送された女優比嘉愛未(35)主演のフジテレビ系連続ドラマ「推しの王子様」(木曜午後10時)の第9話の世帯視聴率が4・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことが10日、分かった。個人視聴率は2・4%だった。

比嘉が演じるのは女性向け恋愛ゲームを手掛けるベンチャー企業「ペガサス・インク」の社長・日高泉美。次回作に悩む中で自社の大ヒットゲーム「ラブ・マイ・ペガサス」のキャラクター、ケント様にそっくりのイケメン五十嵐航(渡邊圭祐=27)に突然出会う。泉美は不作法、無教養、無気力な航を雇って、理想の男性に育てることを決意する、現代版の“逆マイ・フェア・レディ”。

第9話は、泉美(比嘉)は、航(渡邊)のことが好きだと副社長の光井(ディーン・フジオカ)に打ち明けた。心をさらけ出した泉美に対して、自分も正直になろうと思えた光井は、ずっと胸に秘めていた泉美への思いを告白。だが泉美たちは、ドアの外で航がふたりの会話を聞いていたことには気づいていなかった。

そんな折、ランタン・ホールディングス社長の十蔵(船越英一郎)から呼び出された泉美は、ランタンの傘下に入らないかと持ちかけられる。ただし、その条件として提示されたのは、売り上げが低下しているラブ・マイ・ペガサスのサービスを終了させる、というものだった。

会社に戻った泉美は、光井に十蔵からの提案を伝える。光井は、突然のことに驚きながらもラブ・マイ・ペガサスは自分たちにとって大切なゲームなのだから、結論を急がずにどうするべきか一緒に考えようと告げる。その際、泉美は、光井から告白された件にも触れ、きちんと考えるから時間がほしいと話す。

一方、泉美の思いを知った航は、揺れる心を抑えながら同僚の杏奈(白石聖)と交際を続けていた。そんな航のもとへやってきた泉美は、彼が提出した新ゲームの企画もいつか実現させようと伝える。航は自分だけでなく、芽衣(徳永えり)や有栖川(瀬戸利樹)たちも、それぞれ自分の得意分野を生かした乙女ゲームの企画を考えており、みんなで集まって企画会議もしていることを泉美に伝えた。