ジャニーズWEST桐山照史(32)が5日、東京・東京建物ブリリアホールで、初日を迎えた主演舞台「赤シャツ」(20日まで)の取材会に出席した。

夏目漱石の小説「坊っちゃん」に登場する主人公の敵役「赤シャツ」を主役に、新しい視点で「坊っちゃん」を描く。

桐山はインテリ副校長の赤シャツを演じる。昨年は新型コロナウイルスの影響で出演舞台「泣くロミオと怒るジュリエット」の上演中断を経験し、「またお客様の前でお芝居が出来る、板の上に立てるのが楽しみです」と満面の笑み。コロナ禍ではエンターテインメントの力についても改めて考え「お仕事で大変な時もテレビを見てクスッと笑ったり、僕もメンバーの出演舞台を見て心を動かされたり、癒やしの場でもある。こういう場が絶えないようにエンタメを続けていきたいし、元気の源。そういうところに立たせてもらえているのもうれしい」と話した。

共演のSexy Zone松島聡(23)は舞台初出演。取材会では緊張をのぞかせたが、稽古中は桐山や共演陣からアドバイスを受け「今は楽しい気持ちが強いです。Sexy Zoneの松島聡ではなく、(演じる)武右衛門として見てもらえるように頑張りたい」と意気込んだ。松島の奮闘ぶりについては「しっかりしているし、初舞台の感覚じゃない。吸収力がすごいし、意欲が見えて初心に帰らせてもらうことが多々ありました」と桐山。「かっこいい先輩というか、赤シャツってこういう人なんだという背中を見せたい。お芝居って楽しいと思ってもらえたら」と語った。

桐山は稽古期間に誕生日を迎え、「キャストの皆さんから“ハッピーバースデー”とラベルの入ったお酒をもらいました」と感謝した。松島からも個別にプレゼントを渡されたというが、「白いお花をくれたんです。こんなセクシーなことあります?」と後輩の計らいに驚いた様子。また「中島(健人)君といい、Sexy Zoneはなぜ花を持つのか」と首をかしげて笑わせた。

高橋ひとみ(60)も登壇した。

大阪・森ノ宮ピロティホール(25~28日)でも上演。