元SKE48でタレントの矢方美紀(29)が9日、東京スカイツリーで「世界小児がん啓発キャンペーン」スペシャルイベントに出席した。

日本では初開催となる世界小児がん啓発キャンペーン「グローバルゴールドセプテンバーキャンペーン」の一環でイベントが行われた。矢方は、グループ卒業後の18年に乳がんを患ったAYA世代(思春期・若年成人)のがんサバイバー。この日のシンポジウムでは、国立成育医療研究センター小児がんセンターの松本公一センター長と対談。治療当時を振り返り「最優先すべきは治療に専念しようと決めました。自分の考えを伝えることが大切と病気から学びました」。さらに「友人がいたのが大きかった。大相撲が好きだったので、一緒に名古屋場所を観に行ったり。人に支えられました」と話した。

現在も「ステージA」で治療を継続中。同世代に向けて「今は会うことが少なくなっていますが、信頼できる人とコミュニケーションをとったり、健診もコロナ禍で難しいですが、セルフチェックをしたり、自分の体と向き合ってほしいです」と呼びかけた。

この日はスカイツリーが、小児がんの「アウェアネスカラー」とされるゴールドカラーに点灯された。