10月5日からBS朝日で単独冠番組「バナナマン日村が歩く! ウォーキングのひむ太郎」(火曜午後10時半)がスタートする、お笑いコンビ、バナナマンの日村勇紀(49)を取材した。日村はそこで、BS番組ならではの「良さ」や「憧れ」を語っていた。

日村は、3月20日放送した民放BS5局(BS日テレ、BS朝日、BSーTBS、BSテレ東、BSフジ)共同制作特番「バナナマンの『BSは』ササルTV ズブズブスペシャル!」で8時間にわたる各局リレーの生放送番組の総合MCを務めていた。

「そこで痛感したというか、やっぱり、すごい、いろんな自分の趣味とか、特技とか、そういうのを番組にされているタレントの方々が、すごくうらやましいなと思ったんです。年齢的にもそういう、なんかこだわった番組が好きになっていったこともあって。景色がただ流れるだけのものとかすごい好きで、見ているので」。

BS番組は、趣味性やこだわりを持つ人に向けた番組が多い。地上波では放送が難しい内容のものを放送する番組もあれば、日村が話していたような風景や音だけを流すような番組もある。固定ファンが多い印象だ。

同番組は、今年7月に1時間の単発番組として放送され、レギュラー化した。レギュラー化に向け、新たに挑戦してみたいことや、番組への意気込みを問われた日村は「あんまり、レギュラーになったからといって、新しい事をなにかするというよりも、最初の、あの雰囲気をずっと出していきたい」と語った。

そして「奇をてらったことはせずに、『なんかいいね』っていうくらいでいいと思うんですよ。淡々とずっと歩き続けているのを見せられたらうれしいですね」とゆるりと意気込んでいた。

レギュラー化したからといって気負わない。「ウオーキングを広めたいというそこまでの気持ちはないんてすけど自分なりに意外と面白いですよ、っていうのを伝えられたら」。

ゆったりとした、温かい時間が流れつつも、どこかクスっと笑えるような、そんなほっこりとした番組になりそうだ。