嵐の松本潤(38)が、来年1月スタートのテレビ朝日系ドラマ「となりのチカラ」(木曜午後9時)に主演することが19日、分かった。失敗ばかりしてしまう中途半端な“中腰”の男を演じる。同時間枠では10月期に米倉涼子(46)主演ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」が放送されることから、松本は「失敗しないドクターの次に、失敗だらけの中途半端な男を演じることになりました。松本潤です」とユーモアを込めてコメントした。

松本が演じる中越チカラは妻と2人の子供を持つ父親で、人の話をいつまでも聞けることが特技。困っている人は放っておけない性格だが、いざ手を差し伸べようとするとあれこれ考えて中腰になって悩んでしまう。失敗を繰り返しながらも、次第に同じマンションの住人たちと関係性を築いていく。現代人に心の癒やしと勇気を与えるような社会派ホームコメディーだ。

松本は昨年末の嵐活動休止後初の連ドラ主演となり、テレビ朝日系ドラマ初主演となる。これまで演じたことのないような「情けない男」の役どころとなるが、脚本を手掛ける遊川和彦氏からは「彼ならこの主人公をリアルな人間として見事に演じてくれると確信し、ワクワクが止まりません」と期待を寄せられた。

主演映画「99・9-刑事専門弁護士-THE MOVIE」の公開を12月30日に控え、23年にはNHK主演大河ドラマ「どうする家康」がある松本にとっても、新境地への挑戦となる。「今まで見たことのないドラマになると思います。現代社会のさまざまな問題に、中腰の中途半端な男がオロオロと立ち向かい『ほんの少しでも世界が良くなること』を願うドラマです」と話し、「大変な状況が続く日々ですが、見てくださった方が心が軽くなり、少しだけ勇気が持てる。そんな作品にしたいと思います」とアピールした。