元「2ちゃんねる」管理人の「ひろゆき」こと西村博之氏(44)が10日、オンラインで行われた「2021年デジタルの日 ONLINE EVENT-デジタル庁創設記念-」に出席した。

ひろゆき氏は9月に発足したデジタル庁の人材募集に応募するも、不採用となったことで話題に。この日はゲストとして同庁のイベントにリモート出演し、現在生活するフランスのデジタル事情について語った。

日本のキャッシュレス普及率について取り上げる場面で、フランスのキャッシュレス化について語り「現金を触るのは年に1、2回。現金しか対応していない店は、パン屋とかでたまにあるくらい。生活で現金を使うことはほとんどないです」と明かした。

また行政手続きの「デジタル度測定」とし、同庁の職員が実際に行政手続きを行い、その手続きに要した時間を測ったデータが提示された。一例として、90分以上かかった車庫証明申請のほとんどが窓口の待機時間だったことが分かると「90分待たされるとなると、会社は半休ですよね。本当に必要な手続きは5、6分のはずなのに、半分休まなければならないというのは損失。こういうことを可視化することは大切」と興味深げに語った。

フランスの行政手続きについても話し「引っ越しではオンラインサイトでポチッとやると、電力会社や役所とか自動的に情報を送ってくれるというのを、国が用意している。他の国と比較しないと日本が遅れていることに気付かない。(日本では)当たり前だと思っていることも多いのでは」と話した。

デジタル庁は、日本のデジタルについて定期的に振り返り、見直す日を「デジタルの日」と制定。今年は10月10日、11日が初のデジタルの日となった。