NHKは11日、来春放送予定の連続テレビ小説「ちむどんどん」でヒロインを演じる黒島結菜(24)がクランクインしたと発表した。

9月21日に同局のスタジオで撮影がスタートし、黒島は10日にクランクインした。沖縄に生まれ育ち、料理人を目指す主人公と4きょうだいたちを描く物語。ヒロイン・比嘉暢子を演じる黒島は「撮影が始まったばかりですが、ヒロインの発表から半年くらいたっていることもあり、気持ち的にはもう折り返した気分です。ここからあっという間に終わっていくんだなという気持ちが強くて、1日1日を大事にしていかないといけないなと思いながら撮影に臨んでいます」と話す。

これまでに、沖縄・やんばる地方で家族と暮らす暢子の高校生時代のシーンなどを撮影。自身も沖縄出身で「沖縄に住んでいる私の島のおばあちゃんの家のつくりとほとんど一緒なので、懐かしい気持ちになりました。渋谷のど真ん中にいるはずなのに、沖縄に帰ってきたような気持ちになりますし、とてもリラックスして現場にいることができるのでとてもうれしいです」と自然体で臨む。

役柄については「おいしいものを食べるのが大好きなので、おいしそうなものを見ているだけで自然と笑みがこぼれてくる人です。そういう暢子の気持ちをひとつひとつ大事にしながら、演じていけたらいいなと思っています」。そして「放送はまだまだ先になりますが、良い作品が作れるように頑張りますので、みなさん楽しみに待っていてください!」と呼び掛けた。

放送される22年は沖縄の本土復帰から50年の節目の年。作品は沖縄から東京へと料理人の夢を追うヒロインと、その家族の絆を描く。