ハロー!プロジェクト(ハロプロ)のアイドルグループ、Juice=Juiceのリーダー金澤朋子(26)が24日、横浜アリーナで行われたコンサート「Juice=Juice Concert2021~FAMILIA~金澤朋子ファイナル」で、グループおよびハロプロを卒業した。

13年2月にグループに加入。約9年の活動に終止符を打った。今年9月に「子宮内膜症」のため3週間程度の活動休止を発表し、その後も体調が安定しないことから卒業を決断した。

今後は体調の回復を最優先に、芸能活動は継続していく。

【最後のあいさつ全文】

本日2021年11月24日をもって、私金澤朋子は、Juice=Juice及びハロー!プロジェクトを卒業します。

ハロー!プロジェクトが大好きな普通の女子高校生だった私は、サイン入りポスター欲しさに応募したカラオケコンテストがきっかけとなり、今ここにいます。人前に立つことが決して得意ではなく、安定や安心を好み、挑戦・冒険といったことが大の苦手だった私に、この世界は無縁だと思っていました。

公務員を目指して模擬試験を受けていたあの頃、こんな違った未来が待ち受けているとは、私自身はもちろん、家族や友人、私に関わるすべての人が予想もしていなかっただろうと思います。

それが、ひょんなきっかけと奇跡の連続で、約9年間の活動につながり、本来あるはずのなかった多くの出会いに恵まれたこと、心から感謝しています。

Juice=Juiceの金澤朋子として活動することが出来たこれまでの期間は、私の人生の誇りであり、宝です。

他の何にも変えることのできない、大切で、尊い時間でした。いつも応援してくださっているJuice=Juiceファミリーの皆さん、愛を持って支えてくださっているスタッフの皆さん、関係者の皆さん、プライベートの私を支えてくれた家族や友人たち、一緒に苦楽を共にしてきたハロー!プロジェクトの先輩方や後輩たち、そしてここにいるJuice=Juiceのメンバー、私と出会ってくれて、私を支えてくれて、私をハロー!プロジェクトの一員にしてくれて、私をJuice=Juiceのメンバーにしてくれて、本当にありがとうございました。

47都道府県制覇したライブハウスツアー、ホールコンサート、日本武道館公演、国立代々木競技場第一体育館での公演、やファンクラブイベントやバスツアー、外部のイベント出演、10カ国ほど海外を飛び回ったワールドツアー、テレビやラジオのお仕事、雑誌や新聞の取材、大好きな地元、埼玉県でのお仕事、フォトブックの撮影、グッズ制作、SNSの更新そして、今日の横浜アリーナ公演などなど、数え切れないほどの本当にたくさんの思い出をみなさんにいただきました。

私は1人では何もすることができない人間でした。今日まで頑張ってくることができたのは本当にたくさんの方の支えがあって、そして、心強い仲間がいてくれたからです。

新メンバーの、江端妃咲ちゃん、入江里咲ちゃん、有澤一華ちゃん。Juice=Juiceに加入してくれて、本当にありがとう。3人のフレッシュな姿には、ただ癒やされるばかりでなく、初心をとりもどさせて貰いました。まだまだ分からないことだらけで大変なこともきっとこの先たくさんあると思いますが、前を向いてとにかくがむしゃらにがんばっていってほしいと思います。すくすくと成長していってください。

松永里愛ちゃん、工藤由愛ちゃん。まさに対照的! という感じの2人。性格も雰囲気も正反対な2人は加入当初、ささいなことでけんかをしていたりしていて、「ゆめりあい大丈夫かな?」とよく心配していたのが懐かしいです。今となっては、お互い正反対だからこそ、理解しあって、支え合って、お仕事の関係というだけではない強い絆で結ばれた2人のチームワーク、本当に最強だと思っています。新しく、後輩も入ってきた今、ゆめりあいの成長がグループの成長にもつながっていくんじゃないかなと私は思っています。Juice=Juiceに個性をあたえてくれてありがとう。自分たちらしくがんばっていってださい。

段原瑠々ちゃん、井上玲音ちゃん、稲場愛香ちゃん。3人は、Juice=Juice加入までの流れや歴史がバラバラで、それでも先輩・後輩という垣根をこえて本当に仲良く楽しく過ごしている姿に、私は何度も心があたたまりました。3人は本当に真面目で、人前ではもちろん、人には見えない部分でもたくさん努力していることが伝わっていました。Juice=Juiceを支えてくれて本当にありがとう。3人の努力は必ず報われます。仲間として、気負いすぎずにこれからはがんばって欲しいという気持ちがあるのは事実ですが、これからもJuice=Juiceをささえてくれるとうれしいです。

そして、同期として、初期から活動を共にしてきた植村あかりちゃん。誰もがうらやむようなお顔やスタイルの持ち主なのに、決して気取ることなく、いつも優しいうえむー。そんなうえむーがいてくれたから、私はここまがんばってくることができました。本当にありがとう。甘えん坊で、グループの末っ子だったうえむーが、今後は1番の先輩としてグループを引っ張っていくのかと思うと、なんだかすでに感慨深い気持ちでいっぱいになるのですが、うえむーなら絶対大丈夫。うえむーらしく、Juice=Juiceを更にすてきなグループにしていっていってくれるとうれしいです。Juice=Juiceをよろしくお願いします。

私はJuice=Juiceのみんなが大好きです。現役メンバーはもちろんのこと、これまで活動をともにしてきた元メンバーたちのことも、みんなみんな、本当に大好きです!

今後はJuice=Juiceファミリーの一員として、そんな大好きなJuice=Juiceを見守っていきたいと思います。皆さんぜひ一緒に応援していきましょう!

今回、私は病気のことがあって卒業を決意しました。悔しい気持ちや寂しさがないと言い切るのは、正直うそになりますが、それでも最終的には自分で決めたことなので、この選択を正解にしていけるよう、しっかりと自分の身体を大切にしながら、精進して参りたいと思います。

私はいつか必ず、皆さんの前に帰ってきます。これまで皆さんが私のことを必要としてくれたおかげで私に居場所がうまれました。わがままかもしれませんが、言わせてください。私にも皆さんが必要です。どうか信じて待っていてくださると幸いです。

これからも金澤朋子、そしてJuice=Juiceのことをよろしくお願い致します。

改めまして、約9年間、本当に本当に本当にとっても幸せでした。みなさん本当にすてきな時間をありがとうございました。また必ず笑顔で、お会いしましょう!