声優檜山修之と森川智之が10日、東京・新宿バルト9で行われたアニメ映画「さよなら、ティラノ」(静野孔文監督)初日舞台あいさつで、坂本龍一(69)が33年ぶりにアニメ映画の音楽を担当した作品に関わることが出来たことを喜んだ。

「さよなら、ティラノ」は18年に製作され、20年初夏に公開予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて同5月に公開延期が発表され、今年8月に公開日が12月10日に決定。坂本は87年の「王立宇宙軍 オネアミスの翼」以来、33年ぶりにアニメ映画の音楽を担当した。

檜山は「坂本さんが、YMO時代から大好き。坂本さんの映画音楽の作品に関わることが出来たのが、うれしい」と喜んだ、すると、森川も「俺も乗っからせて、セットで」と身を乗り出した。劇中で檜山がゴルゴサウルスの手下ゴッチ、森川がゴルゴサウルスの手下ルッチを演じており、檜山は「ここでもセット売りするなよ」と笑った。

静野孔文監督は、米国在住の坂本の起用について「米国に行って打ち合わせしなければいけないと思ったら、日本に来てくださって。ストーリーボードを見て『この作品は、キャラクターがよく落っこちるねと』言っていました」と振り返った。