俳優北村匠海(24)が8日、主演映画「明け方の若者たち」(松本花奈監督)の公開記念舞台あいさつに出席し、新年の抱負などを語った。

昨年末の大みそかにはロックバンドDISH//として第72回NHK紅白歌合戦にも出場。年末年始について振られると「年末は大規模な歌合戦に参加していまして」と笑わせつつ「年始は実家に帰って、飲み正月みたいな感じでしたね」と振り返った。

2022年の抱負については「カニみそ」ですと語った。昨年は役者としてもバンドとしても「いろいろ得たものが多かった」とし、「だからこそ、1回立ち止まって。いろんな人の言葉だったり、いろんなことをいま一度学び直さないと、多分、むこう10年、20年後に中身のない人間になりそうな予感もしたので。ここは身のぎっしり詰まったカニみそみたいな感じで。抱負としては、地味に生きるといった感じです」と意気込んだ。

今作は中学時代に役者としてドラマで共演経験もある松本花奈監督(24)がメガホンをとっており、共演者にも黒島結菜(24)や井上祐貴(25)ら同世代の多い作品となっている。今春から放送のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」での主演が決定している黒島は、同じく年末年始について振られると「大規模な歌合戦を見て過ごしました」と笑いを誘い、北村の方を見ながら「とてもよかったです」と言葉をかけた。年始については「ゆっくり家でごろごろしながらおもちをたくさん食べて、ゆっくり休みを満喫しました。映画アプリを見ていたら『明け方の若者たち』がすぐに出てきてすごくうれしかったのと、感想を読んだりして、それぞれ感じ方があって、こういう風にこの映画が届いているんだなと感じて、うれしかったです」と笑顔をみせていた。

原作者のカツセマサヒコ氏(35)も登壇した。