「最も売れているグラビアアイドル」奈月セナ(25)が12日、都内で行われた、映像作品初主演企画「暗号少女~瀬名奈月の事件簿~#2」囲み取材で、グラビアと俳優業との“二刀流”を宣言。「グラビアで表現したことを、お芝居に生かしたい。本格的に女優業はやっていきたいですけど、グラビアも続けたいなと思っています。二刀流ということにします」と意気込んだ。一方で、共演の鳥居みゆき(40)から、演じる最中に出身の岐阜の、岐阜弁が出ると意外? な素顔を暴露され、クールキャラぶち壊しと自らダメ出しする一幕もあった。

「暗号少女~瀬名奈月の事件簿」は、奈月演じる瀬名奈月が予想外な暗号の数々を解き明かし、事件の真相へと迫っていく物語。奈月は「暗号ものを、やったことがないし、役が自分と重なる部分があるので楽しみにしていた。(映像作品初主演は)緊張もしますし、場の空気を作ったりも、ちゃんとしていかなきゃいけないのかとか、緊張も感じていました」と語った。謎解きしながら愛の形を探っていく役どころについては「表面的にはクールな子。愛に飢えているわけじゃないんですけど、境遇が一緒だったりする部分が多い。自分と重ねる部分が多かったです」と語った。

一方で、IQ160を誇り、ピンク色の脳細胞で予想外な暗号の数々を解き明かし、事件の真相へと迫る頭脳派の側面については「IQ160とかだから…難しい。全部、分かっていて見越して言うから、驚きのお芝居とかってあまりない。普段、自分で出来ない部分。(グラビアで出す部分は)封印しています」と笑みを浮かべた。

取材の半ばまではクールな姿勢を貫いた奈月だったが、劇中でバーのママ城崎美乃梨を演じる鳥居から「座長は難しい用語(のセリフ)以前に、岐阜弁がある。『岐阜弁出てるよ』って。それで(現場が)和む」と意外な? 素顔を暴露されると苦笑い。「クールなキャラなのに岐阜弁が出て壊れちゃう」と自らダメ出し? した。

「暗号少女~瀬名奈月の事件簿」は、短編映画として#1、2を製作し、連続ムービーとして展開する。21年末に撮影を終了した#1は、役者や芸人、ミュージシャンの卵が夜な夜な集まる東京・浜松町のBAR「KoiKoi」で、ママを中心に演劇や音楽話で盛り上がる中、時々、持ち込まれる不思議な依頼を奈月が解決していく。20日ころから撮影をスタートする#2は「おばあちゃんの残した鍵に合う鍵穴を探して」という料理家の孫娘のために、奈月が祖母の仕掛けた、さまざまな暗号に挑んでいく中で幼い記憶がよみがえり、想像もしなかった真実が明らかになる物語だ。

2月12日に都内で上演イベントを予定しているが、#1の映像を途中まで見せて、ラスト10分の最後の謎解きは舞台で上演するという、映像とライブが融合したイベントとして開催。そして今春に#3を舞台として上演した上で、#1、2を映画として年内に劇場公開する予定の、メディアミックス企画だ。

この日は、奈月を追いかける馬羽あさひを演じる元NMB48東由樹(25)、お笑いコンビ花恋役の金子みひろ(39)と花音役いわたまあり(23)、花恋の元恋人小林有紀役の佐竹桃華(18)も出席した。