久本雅美(63)藤原紀香(50)が18日、都内で、舞台「毒薬と老嬢」(3月16~20日は東京・新橋演舞場、4月16~24日は大阪松竹座)の制作発表会見に出席した。

1941年にブロードウェーで初演された名作ブラックコメディーを、初めて関西弁で上演する。

久本は大阪、藤原は兵庫出身で、芝居での共演は初。老姉妹を演じる2人は、関西弁で軽妙にやりとりし、舞台を期待させた。

久本は「心配なのは、どちらが藤原紀香か分からなくなること」と笑わせ、藤原について「華があってチャーミング。きっぷが良くて男前。ノリオと呼んでいる」と明かした。

藤原は久本のことをネエさんと呼んでいるそうで「明るく笑い飛ばせるところは似ていると思います。胸を借りるつもりで飛び込んで、稽古にまい進していきたい」とした。

演出を務める錦織一清(56)は「2人の掛け合いがうらやましい」と話し、関西弁で届ける作品について「関西弁は無形文化財だと思っています。リズムがいい」とし、久本は「関西弁だからこういうことができたんだな、とクスッと笑ってもらえるように作っていきたい」と話した。