明石家さんま(66)がプロデュースしたアニメ映画「漁港の肉子ちゃん」(渡辺歩監督)が第45回日本アカデミー賞の優秀アニメーション作品賞を受賞した。授賞式は3月11日に行われる。

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同作は西加奈子氏の小説が原作。漁港の船に住む訳あり母娘・肉子ちゃんとキクコが紡ぐ感動のハートフルコメディー。受賞を受け、渡辺監督が吉本興業を通じてコメントを発表した。「数ある作品の中から本作に光をあててくださったことが何よりうれしく、驚きと興奮でうまく言葉になりません。私はひそかに山田洋次監督の『幸福の黄色いハンカチ』をバイブルとしてきましたので、日本アカデミー賞は憧れの夢舞台。映画ファンとしてこれ以上の喜びはありません。個人的な事を書いてしまうほど今私は非常に興奮しています。ありがとうございました!」とつづった。

同作は11の海外映画祭で上映、3つの映画祭で賞を受賞するなど、海外で高い評価を受けていた。今春には米国で劇場公開されることも決定している。