タレント伊集院光(54)が27日放送のTBSラジオ「伊集院光とらじおと」(月~木曜午前8時30分)に出演し、脳梗塞のため25日に入院した師匠の三遊亭円楽(71)に「僕はネチネチ言う」などと辛口をまじえエールを送った。

伊集院は84年に円楽(当時楽太郎)の弟子となり、三遊亭楽大として活動を開始した。番組オープニングで、「伊集院どう思ってるの、って気になる人もいるだろうから」と話題を切り出し、「うちの師匠の円楽が、脳梗塞で倒れまして。病院いったんです。命に別条はないし、コロナでないですよ、とかそんなのニュースで見たと思うんですけど」と報告した。

病状などは、報道で出ている以上のものは把握してないことも告白。「やっぱりコロナ禍で、誰も会いに行けないから、それこそ家族…限られた人が限られた時間会うのが限界だから、師匠の事務所ですらそんなに多くのことは分からないということで。心配は心配なんだけど」とコメント。ただ円楽が18年、19年と肺がんを患いながら復帰したことを取り上げ「僕の中のあのおじさんは、肺がんになってこっち心配になって、やっと復帰してきたら『おい伊集院ビックリしたぞ。あれだけ師匠に怒られても治らなかった早口が治ったぞ』って明るく話すような人なんで。おそらくそんな感じで帰ってくるんでしょという風に、僕は思ってます」と、師匠の回復を信じた。

4月3日には円楽と伊集院との落語親子会が福岡・博多で予定されている。伊集院は「僕との約束を守らないと、僕にネチネチ言われるから。わりといつも僕との約束は守ってくれる人なので、4月に福岡でやるっていうことは僕はできるんじゃないかと思っているし、できないようなことがあれば、僕はネチネチ言いますから。今はそんな感じです」と辛口をまじえて師匠にエール。「これ(番組)もヘタすりゃ聞いてますからね、『あの時、悪口言ってただろう』って、必ず言いますから、今日は悪口は控えます」と明るく振る舞った。

円楽の脳梗塞発症と入院は、所属事務所が26日に発表。意識はあり、命に別条はない。新型コロナウイルスとの関連もないという。2月末までは仕事を休み、治療と休養に充てる。レギュラー出演する日本テレビ系演芸番組「笑点」は、30日放送分まで収録済みで予定通り放送する方針。その後は未定となっている。