NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)は、今週27日に登場した吉右衛門(堀部圭亮)が視聴者の話題になった。

※以下、ネタバレを含みます。

吉右衛門は商店街の荒物屋「あかにし」の店主。少年時代、岡山にあった「あかにし」は空襲で焼け、母の故郷・京都で「あかにし」を復活させた。「ケチべえ」と呼ばれた父吉兵衛に、性格も顔もそっくりに成長した吉右衛門を親子2代で堀部が演じている。

29日、「カムカム」の公式ツイッターが吉右衛門について投稿した。「『あかにし』との再会、うれしかったですね。標語がいっぱい貼られていて、笑っちゃいました」。店内に貼られていた標語の写真もアップ。

「買わぬなら帰らせるのが吉右衛門」

「安く仕入れ高く売る これ即ち極意なり」

「勝ち負けに拘らないが値はまけず」

「浪費とは死に金を生むことと覚えよ」

電話機のダイヤル部分に書かれた「電話はかけるもんやない かかってくるもんや」という標語も紹介した。

さらにツイッターを更新。「こちらは岡山のお店にあったものです。吉右衛門ちゃん、やることが先代とおんなじですね」と父吉兵衛の家に貼られていた標語を写真とともに紹介。

「損得にこだわる余り儲け減る」

「半額の値札の人と覚えられ」

「切り忘れ 電機のムダの一等賞」

ファンも「吉右衛門ちゃんがケチ右衛門になって帰って来たー!って嬉しくなりました」「『電話はかけるもんやない かかってくるもんや』が、一番刺さった」など盛り上がっていた。

「カムカム」は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。