モデルでタレントの山口厚子(25)が、クラウドファンディングで資金を募り、初の写真集を発売するプロジェクトが、3日までに目標金額の2倍にあたる200万円に到達した。

同プロジェクトは、昨年12月25日に始動。昨年25歳を迎え、今年芸能活動開始から10年周年を迎える節目に「夢」だと話す、初の写真集を発売を目指したものだ。

現在撮影中だが、ロケ地に選んだのは9人組ガールズグループ、NiziUのMAKO(20)をはじめとした、家族との思い出がたくさん詰まった出身地の福岡。始動時のインタビューでは「100万円集まらなかったら自己資金で補う」と話していたが、目標金額には、1日で到達。売り切れのコースが続出する大反響となり、本人もSNSで驚きをつづっていた。

山口の魅力は、第一に親近感だろう。うそが苦手で、思っていることをズバズバ言うタイプだ。裏表がなく、決して飾ることなく、自分のありのままをさらけ出す。自身のYouTubeチャンネル「福岡産のあっちゃん」では、休日の過ごし方を紹介したり、変顔も披露している。そんな姿に魅力を感じるファンも多く、今回の結果につながったのだろう。

昨年芸能事務所を退所し、現在フリーで活動中。フリーになったことをマイナスと捉えず、自分のやりたいことに全力で向かっていく。資金の援助を募りたいと思ったら、恥ずかしがることなく、純粋な思いをクラウドファンディングのページに書き込み、“助けて”と叫ぶ。

何度も壁にぶち当たり、長い間もがき苦しんだことで今がある。そして、その今を「幸せ」と、屈託のない笑顔で言い切る。そんな真っすぐな姿を「うらやましい」とすら思ってしまった。なにより、自身初となる写真集にどんな思いが詰まっているのか、非常に注目している。【佐藤勝亮】