芸能界きっての将棋好きでアマ初段の落語家、桂文枝（78）は12日、藤井聡太5冠の誕生を祝福。所属の吉本興業を通じてコメントを寄せ、「芸術のような指し回し」と絶賛した。

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すごい！　という言葉しか見つかりません。

王将戦3連勝の後、まさかのストレート勝ち、

渡辺明王将が頭を下げた瞬間を、テレビで見ていました。

すでにコンピューターは、藤井聡太4冠有利と出ておりましたが、渡辺王将の方が早く敵陣に迫っておりましたし、私の目には、もつれそうに見えましたが、敵の迫るのをものともせずに、一気呵成（かせい）に攻め立て、渡辺王将が負けを認めた時に、19歳6カ月で5冠と言う偉業を達成されました。

将棋という世界は不思議な世界で、

勝ったからといって笑顔を見せるわけでなく、ガッツポーズもなく

勝った藤井新王将の方が

深々と頭を下げて、まるで敗者のように振る舞っておられました。

羽生9段の最年少記録を3年以上若く達成した、この記録は、おそらく今世紀に塗り替えられることはないと思います。

恐るべし藤井聡太5冠

もう芸術のような指し回し

前髪が眉毛あたりまでかかり、見えにくい盤上の駒を見事に操り

4連勝という勝ちっぷり

将棋界はますます盛り上がるでしょう。

同じ伝統文化としてうらやましい限りです。