NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の15日に放送された第74話の平均世帯視聴率が17・5%(関東地区)だったことが16日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第63話の18・6%だった。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、将来どんな道に進むべきかに悩んでいたひなた(川栄李奈)は、通い慣れた条映太秦映画村でミスコン大会のポスターをみつけ、「これだ!」と意気込む。なんとかるい(深津絵里)とジョー(オダギリジョー)の許しをもらったひなたは、着々と準備を進めた。書類審査に通り、いよいよ迎えた本番当日。緊張するひなただったが、お芝居の相手はなんとあの回転焼きを買いに来た無愛想な男だった。侍がお茶屋の娘を助けて、愛の告白をするという芝居だったが、娘役のひなたは相手の男に「誰がお前なんかについて行くか」と思わず口走ってしまう。当然、コンテストには落ちてしまう。

だがあくる日、コンテストを見ていた大部屋俳優の伴虚無蔵(松重豊)がひなたの家を訪れる。そして映画村に再びくるように告げる。