NHKは17日、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜午後8時)に、後鳥羽上皇役で尾上松也(37)が出演すると発表した。

承久の乱で小栗旬演じる北条義時と衝突する重要な役どころとなる。松也は「今回の物語では後鳥羽上皇は義時に対しての最後のボス、『ラスボス』と言っても過言ではないと思っております」と意気込み。「最後の大きな壁として義時に立ちふさがり、そして後鳥羽上皇を超えて義時が君主として世を治めていくということになります。物語の中ではとても重要な役どころと思っておりますので、これからどんどん役を掘り下げて深めていきたいと思っております」と話す。

普段から親交のある小栗の大河主演を喜んだ一方、「ちょうど小栗さんがこのドラマの出演が決まったときに、たまたま電話でお話しさせていただく機会があり『鎌倉殿の13人で何か一緒にやりたいね』なんて話も実はしていました。でも13人の中に私の名前はなく、正直憤りを感じていたわけですが(笑い)、まさか最後の最後に後鳥羽上皇としてお話をいただけるとは思ってもいなかったので、非常にうれしかったです」とユーモアたっぷりにコメントした。

楽しみは三谷幸喜氏の脚本といい「いつもと違う切り口で義時を描いていらっしゃると思います」。また「個人的に仲良くさせていただいている役者さんもたくさんいらっしゃいますので、その一員になれたことはすごくうれしいですし、楽しみです。みなさんがどのように作品を盛り上げるのかというのをいち視聴者として楽しませてもらいながら、最終的には自分もその一員になれたらなと思っております」と話している。

三谷氏が脚本を手がける61作目の大河ドラマ。野心とは無縁だった青年・北条義時が鎌倉幕府の頂点に上り詰める姿を描く。

第5弾出演者として、前日16日には北条義時の長男・泰時役を坂口健太郎(30)、異母弟・時房を瀬戸康史(33)、正妻・比奈を堀田真由(23)、17日には八田知家を市原隼人(35)、源実朝を柿澤勇人(34)が務めると発表されている。