NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の1日に放送された第84話の平均世帯視聴率が17・3%(関東地区)だったことが2日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第63話の18・6%だった。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、映画のオーディション終了後、ひなた(川栄李奈)はモモケン(尾上菊之助)から話がしたいと呼び止められる。かつて父親との関係にわだかまりを抱えていたモモケンは、映画村のサイン会でひなたから「大月」の回転焼きをもらったことで、運命が大きく変わったのだと語る。かつてモモケンは謎の振付師・サンタ(濱田岳)から「あんこのおまじない」を聞き、ひなたから回転焼きをもらったときにそれを思い出した。モモケンはそれで父は自分を見放したわけじゃない、見守ってくれていると腑(ふ)に落ちたと打ち明けた。まさかの事実に、ひなたは驚きつつも誇らしく思った。

サンタはモモケンからおいしい回転焼きのことを聞き、商店街を訪れひなたの回転焼き屋を訪れる。サンタはひなたを見ていると妹の安子(上白石萌音)を思い出すと漏らした。そしてるい(深津絵里)と顔を合わせそうになり、幼い頃るいをかわいがっていたことを思い出し「るい…」とつぶやいたが、姿を消してしまった。

そしてついに「妖術七変化!隠れ里の決闘」のオーディション結果が発表された。五十嵐(本郷奏多)は敵役には選ばれなかったが、名前のついた役をもらい、ひなたと喜ぶ。