NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(日曜午後8時)で三浦義澄を演じる俳優佐藤B作(73)が、このほど神奈川・小田原市で行われた「『鎌倉殿の13人』スペシャルトークショー in 小田原」に出席した。

相模の有力武士団、三浦党の総領を演じる。佐藤は「脚本家の三谷(幸喜)くんから連絡をいただいたときは、『個性の強い侍がどんどん出てくるんですけど、三浦義澄についてはその中であまり個性がなくて、商店街の気のいいおやじだと思ってやってください』というふうに言われました」と三谷氏の言葉を紹介。北条家に比べて資料は少なかったものの「それでも三浦を調べていろいろ分かってくると、三浦一族がすごい一族なんだということが見えてきた。三浦半島のトップですからね」と語った。

“悪友”でもある、主人公北条義時(小栗旬)の父・時政を演じる歌舞伎俳優坂東彌十郎(65)とは、10年以上前の舞台共演で親しくなったという。彌十郎について「すごい気のいい方で、時政のあの役のように人のいい感じ、本当にあのとおりなんです。お酒も大好きで、昔はよく一緒に飲みましたね」。ドラマ初出演の彌十郎を励ましたといい「最初はすごく緊張していましたので、『俺を頼りに頑張れ』と声をかけました(笑い)。だからこの2人で喜ぶ第1回のシーンを、まさにドラマのクランクイン当日に収録したんですけども、けっこううまく撮れたのでよかったなと思いました」と振り返った。

知恵者の息子・三浦義村を演じる山本耕史についても「演じている山本耕史さんはすごい俳優です。いつもスタジオに入っている時はもう完璧に自分の芝居ができているというか。悩んでいる顔を見たことがないです」と感嘆。また「『私はこうです、私の演技はこうですよ』っていうのを、もう最初のリハーサルからバーンとぶつけてくる。よくできた息子ですよ。義村そのものですね(笑い)。クールだけど頭がいい、っていう感じを見事に演じています」と語った。

雨により三浦党が酒匂川を渡ることができなかったシーン(第5話)の撮影秘話も明かし、「現場に着いたときに大型の散水車が2台止まってました。『2台分も降らせるのかよ? 俺歳いくつだと思ってんだよ』みたいなね」と苦笑い。源氏側についた義澄に思いをはせ「やっぱり人間にとって、新しく何かをしようということはすごい魅力だと思うんですよね。若者だったらその新しい方につくんじゃないのかな、人生をかけるんじゃないかな、と思いますね」と語った。