10日に放送された女優黒木華(31)主演フジテレビ系連続ドラマ「ゴシップ#彼女が知りたい本当の○○」(木曜午後10時)の第10話の世帯視聴率が6・3%(関東地区、速報値)と11日、ビデオリサーチの調べで分かった。個人視聴率は3・4%だった。

世帯視聴率は初回から6・5%、6・0%、5・7%、6・3%、6・1%、6・8%、4・3%、6・0%、5・5%だった。

黒木演じる瀬古凜々子は大手出版社・クスノキ出版が運営するニュースサイト「カンフルNEWS」の編集部員。他人の気持ちや場の空気を読むことは苦手だが、優れた洞察力を生かし矛盾や誤りを見抜く能力にたけている。そんな能力を認める執行役員の仁和正樹(安藤政信)から「カンフルNEWS」の立て直しを命じられ、経理部から異動してきた。

編集部には、凜々子の同期・根津道春(溝端淳平)や中身の薄い男・下馬蹴人(野村周平)、シングルファーザーの椛谷静司(野間口徹)、漫画誌志望だった一本真琴(石井杏奈)らの編集部員がいた。凛々子は「PV(ページビュー)数を伸ばす」という目的のために取材をし、記事をアップしていくことで、世の中で必要とされていないと思っていたネットニュースの仕事を少しずつ意味のあるものに変えていく。

第10話で、目標だった5000万PVを達成した凛々子は、執行役員の仁和から、新たに2つの案件の取材を命じられる。

1つは「永鳥社」が主催する「永鳥新人文学賞」において出来レースがあったのではないかという疑惑だ。大賞を受賞したのは元タレントの安藤トモだったが、彼女が所属している芸能事務所社長・阿万野久二夫(津村和幸)から、人気作家で、事実上、受賞者の決定権を持つ審査委員長の結城玄(河野達郎)に賄賂が渡された可能性があるのだという。そしてもう1つのネタが、IT企業「インターネオ」で、ある社員が詐欺行為を働いていたという疑惑だった。

編集部に戻った凛々子は、詐欺ネタを、下馬、椛谷、真琴に任せると、根津、カメラマンの笹目虎太郎(寛一郎)とともに出来レース疑惑の取材に乗り出す。

凛々子は、結城本人から話を聞くために、取材のアポを取り、彼の自宅を訪れる。応対したのは、結城の妻・美波(鈴木砂羽)だった。執筆中だという結城を待つ間に「何か質問があれば答える」と言う美波の言葉を受けて、いきなり賄賂のことを切り出す凛々子。すると美波はなぜか笑いだして「あなた、仁和から頼まれたんでしょ」と言い出す。実は美波は、かつての仁和の妻だった。