NHK大河ドラマ「青天を衝け」でも主人公として描かれ「近代日本経済の父」と称される、埼玉県深谷市の偉人・渋沢栄一ゆかりの企業や団体を、お笑いコンビ三四郎が訪問する、テレ玉の番組「シブサワ解体深書」(木曜午後7時)が24日の放送をもって最終回を迎える。

17、24日の放送は、2月16日に渋沢栄一の故郷・深谷市で行われた公開収録の模様を放送。三四郎が深谷市の小島進市長や、渋沢栄一記念館学芸員の馬場裕子さんとトークセッションをしながら、21年1月14日の初回放送から、これまでの番組を振り返る。

2月26日にパーソナリティーを務めるニッポン放送「三四郎のオールナイトニッポン0(ZERO)」(金曜深夜3時)で結婚を発表したばかりの小宮浩信(38)は「どういう人たちが番組を見ているのか、お笑いファンなのか、渋沢栄一が好きなのか、これまでは全然分からなかったのですが直接、みなさんの顔を見ることが出来てうれしかったです。そして、市長のパワーに助けられました」と公開収録を振り返った。

番組は、渋沢が関係した現代に残る企業や団体を深くのぞき込むことで、今も引き継がれている渋沢の精神「渋沢スピリッツ」を伝えることがテーマだった。小宮は「東京証券取引所での株式投資体験で、その難しさを知りました。そして、多くの会社を設立した渋沢栄一を尊敬するようになりました。東京出身の僕たちですが、この番組に大抜てきされたことで渋沢栄一が大好きになりました。この番組を見てくれてる人は、バチボコありがとう!!」と感謝した。

相方の相田周二(38)は「僕らがこれまで学んできた渋沢栄一の姿を皆さんの前で発表し、それを見守ってもらうような収録でした。硬い情報を面白くまろやかに提供した際のダイレクトに返ってくる反応が楽しかったです」と公開収録の印象を語った。その上で「渋沢栄一は決して個人の利のために動かない、社会のために常に動いていた人。渋沢栄一の年表を見た時の内容がまあ濃すぎて『自分と比べてみて』と書いてきたスタッフさんのカンペは無視しました。ごめんなさい」と、これまでの番組を振り返った。

番組は、TVQ九州放送(日曜午前6時)と三重テレビ(月曜午後7時半)で放送のほか、テレ玉公式YouTubeチャンネルでも初回から配信している。小宮は「見てない人もYouTubeでも見られるんで見てくださいね~!」とアピール。相田も「今の社会の基盤を作った人が、渋沢栄一と言っても過言ではないです。近代日本経済の父と呼ばれていますが、みんなの父。渋沢パパなのです。パパを知る良い機会、ぜひご覧下さい」と視聴を呼びかけた。