NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の第92話が11日に放送された。情報番組「あさイチ」MC陣も朝ドラ受けした。

※以下ネタばれを含みます。

あらすじは、野球部でレギュラー入りが決まった桃太郎(青木柚)は、国語準備室にいる小夜子(新川優愛)に報告しに行く。そのまま一緒に帰ることになり浮かれる桃太郎だったが、小夜子が商店街に来た本当の目的を知り、大きなショックを受ける。吉之丞(徳永ゆうき)と交際していたのだ。以来、あまり元気のない様子の桃太郎を、ひなた(川栄李奈)やるい(深津絵里)も心配する。ある日映画村にやってきた小夜子は、ひなたと一恵(三浦透子)に大事な報告があると言う。吉之丞と結婚することになった。

桃太郎は失恋のショックで吉之丞の店からポータブルCDプレーヤーを盗んでしまう。それを巡り桃太郎、ひなたら大月家は大騒ぎとなる。そんな中、錠一郎(オダギリジョー)がずっとしまっていたトランペットを手にする。

トランペットを吹こうとするシーンで来週に続くことになり、視聴者のSNSなどでの反応も大きかった。錠一郎は大阪編で、トランペットコンテストで優勝していた。デビューへ準備していたが、原因不明の病気でトランペットが吹けなくなり、封印していた経緯があった。

「あさイチ」では、9日から体調不良で欠席していた博多大吉が復帰。「(トランペット)鳴るのかな。二十何年ぶりでしょ」と朝ドラ受けすると、「ちょっと緊張しています」と切り出した。鈴木奈穂子アナウンサーも「そうでした、そうでした」と言い、華丸は「(大吉の)おはようございますが、声ガラガラだったので心配だった」と話した。「2日やらないとこんなことになります」と大吉が苦笑いすると、華丸は「お帰りなさい」と迎えた。大吉は朝ドラの展開について「週末これはドキドキのままですね」と語った。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。