中居正広(49)がMCを務めるNHK総合の特番「笑いの正体」が、21日午後6時5分から放送される。このほど中居がオンライン取材会を行った。

日本の「お笑い」の歴史を振り返りながら、革新的な笑いを生み出した人々の思いに迫るドキュメント番組。「漫才」をテーマに、現役芸人へのインタビューを交えてその進化やネタ作りの裏側に迫る。

収録を終えた中居は「非常に手応えを感じることができた。面白かったし、やってよかった」と自信を見せる。スタジオゲストにケンドーコバヤシ、劇団ひとり、松嶋尚美を招き、東西、男女の視点でお笑い談議を繰り広げ「見ているものの景色はそれぞれ。面白いと思うことの解釈の違いをひもとくのは、面白かった」と振り返った。

VTRゲストも豪華で、ダウンタウン松本人志、浅草キッド水道橋博士らベテランから、かまいたち、マヂカルラブリー野田クリスタル、霜降り明星の粗品ら若手まで、幅広い世代が登場する。中居は「見応えのあるVTRで、スタジオにいながら吸い込まれて見てしまいました」

番組テーマ「漫才」との出合いについては「小学校2、3年の頃が漫才ブームで、(日本テレビ系オーディション番組)『お笑いスター誕生!!』があった。関東だとツービート、関西だと紳助・竜介、B&B、ザ・ぼんち…」と回想。「笑い」の記憶をたどる中、ザ・ドリフターズの存在は特別のようで「今でも覚えていて、初めてテレビで声を出して笑ったのはドリフのコント。気が狂うように笑った」としみじみ。放送後、親の前では言えない下ネタを友達同士で語り合ったことも大きな思い出の1つといい「親や先生がいないところで口にする解放感。あの覚醒は忘れられない」と笑顔で語った。